こんにちは。きのです。
ご覧くださりありがとうございます。
HSP当事者として体験談や学んだ知識を発信しています。
自分はHSPかも?と気づいても、生きづらい状態からなかなか抜け出せない。そんなお悩みはありませんか? 私もそうでした。
- たぶんHSPだとわかったがどうすればよいかわからない
- HSPの本を読んだり情報を集めても何も変わらない など
自分はHSPかもってわかったけど、これからどうすればいいの?
この記事では、私が自分自身やHSP概念と向き合う上で心掛けていることをご紹介します。
- HSPと向き合う上で私が失敗したこと
- HSPと向き合う上で気をつけるように心掛けていること
私は2021年にHSPを知ってから様々な情報に触れてきました。
HSPを知って安心した一方で、自分の気質としてしっかりと向き合えるようになるまでに時間がかかりました。
私の体験が少しでもヒントになりましたら嬉しいです。
HSPについて詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
わかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
HSPと向き合う上で失敗したこと
たぶん自分はHSPだと思うけど、本を読んだりしても何も変わらない…
情報を集めるだけでは現状は変わりにくいかもしれません。
自分の場合に落とし込んで具体的に考えてみていただきたいです。
HSPを知ると、これまで感じてきた生きづらさの理由がなんとなくわかり安心する場合も多いかもしれません。
私の場合は、HSPを知っただけで救われたような気持ちになってしまいました。
本を読んだり、YouTubeやSNSでHSPに関する情報に触れていれば、自然と生きづらさは消えていくものと思って過ごす時間が長かったです。
しかし数か月経っても、疲れやすい、悩みやすいなど、生きづらい状態は変わりませんでした。
どうしてなのだろう?と考えたときに、具体的に自分の中に落とし込んで考えていなかったことが主な原因だとあるとき気がついたんです。
「これ私にも当てはまる!」「あるある!」といったように、ただ情報を見ているだけでは知識は増えても思考や行動は変わりません。
情報のインプットだけでは、人生何も変わりませんよね。
生き方を変えたい、生きづらさを減らしたいと思ったら、アウトプット、行動することが大切です。
HSPの場合は、HSPを知るだけではなく、たくさんの対処法を試して、自分に合うものを見つけて生活に取り入れることがポイントだと実感しています。
このように私の場合は、インプットとアウトプットのバランスを意識するようになってから、少しずつ人生が好転していったように思います。
HSPと向き合う上で心掛けること5つ
上記を踏まえて、私がHSPと向き合う上で心掛けることをご紹介します。
まわりに配慮を求めすぎない
HSPの概念が世間に急速に広まってから、数年経ちました。
HSP?繊細さんでしょ?なんだか生きづらい人でしょ?と、表面的なイメージが拡散されて、正しい理解が進んでいない状況が見受けられる印象もややあります。
HSPという繊細な人がいる、という知識をなんとなく持っている人が多くなってきたのは確かだと思います。
そんな中で、「私はHSPなんです」「理解してください」と、言いずらい気持ちはありながらも、まわりに配慮を求めたくなる場面も日常生活においてはあるかもしれません。
しかし、そういうことを伝えてみても状況は変わりにくい、むしろ逆効果となるケースも多いのが現状です。
なんかめんどうなことを言っているとか、構ってちゃんかな?とか、そんなつもりはないのにマイナスなイメージを持たれてしまったり、こちらが傷つくような言葉や反応が返ってくるかもしれません。
頑張って伝えたのにわかってもらえないと、とても悲しくなりますよね。
そこで、家族や職場など身近な人に、HSPへの理解を求めたくなったら、一度その気持ちをこらえてひと呼吸。自分に意識を向けましょう。
まわりに配慮を求めることは、他者をコントロールしようとすることにもなってしまいます。
それよりもまずは、自分が自分のことを正しく理解して、繊細さや敏感さに対処していくことが先決だと感じます。
他の誰かに理解を求めるより先に、自分なりの対処法を実践したり、思考のクセに気づいて、悩みすぎないための考え方を身につけたりしてみてほしいです。
自分に合う対処法を知る
HSPさんが生きづらさを解消するためには、次の2点が大切であるといわれます。
詳しく解説していきます。
自分が敏感に反応することを分析し対処する
「HSPあるある」といわれるような、一般的によくみられる傾向はたくさんあります。私にとっても、どれも頷いてしまうものばかりでした。
では、自分の場合は普段の生活の中で、どのようにHSPの特徴が出ているのか。そして、どう対処すればその特徴によるつらさが軽減できるか。
自分なりに考えることで、生きづらい気持ちが少しずつ和らいでいきました。
- 人と会うと疲れる→予定の後ひとりになったり好きなことをする時間を作る
- 怒っている人や不機嫌な人が近くにいると辛い→なるべくその場から離れる
- 疲がたまると子どもの声に敏感になる→耳栓やイヤホンを使用する など
また、周囲からの影響を受けやすい方が多いといわれるHSPさん。
自分が本当に感じていることや考えていることは何なのか、わからなくなることも多いかもしれません。
そのため、自分が敏感に反応しやすいこと以外にも、自分が好きなことや癒されることなども、具体的に分析するのがおすすめ。
疲れに効果的な対処法を多く見つけることができたり、深い自己理解にもつながります。
自分の限界のサインを知る
上述の内容と共通する部分がありますが、疲労がたまったりエネルギーが足りなくなると、心や体はどのような状態になのるか。自分の限界のサインを知ることも役に立ちます。
- 心の状態→家族の些細な言動や行動にイライラ、不機嫌、何もしたくなくなる など
- 体の状態→頭痛や首の痛み、眠気、瞼の痙攣、動悸、喉の違和感、口内炎 など
限界に近づいたサインを自覚することで、この症状が出始めたら少しでも休息をとるなど、心身に不調をきたしてしまう前に対処できるようになっていきます。
自分に合う情報を見極める
近頃は、HSPに関する情報が本当にたくさん世の中にあふれています。どの情報が正しいのか、私も未だに迷うことがあるくらいです。
中には「HSPの人は〇〇!」と断言するようなものもあります。しかし、HSPの傾向があるからといって、すべての人に当てはまるものではない可能性もあります。
そのため、自分に合う情報を見極めていくことが必要になります。
自分に適した専門家の方や情報発信者さんを見つけられるといいですよね。例えば、HSPの情報だったらHSP界隈での推しを見つけていくようなイメージです。
そこで一例として、私の判断基準をご紹介。私は自分の感覚を大事にしています。
自分と物事の捉え方や発言など感覚が似ていると感じる。納得のいく情報を多く発信している。自分に合いそう。勉強になる。好感を抱く。など…
即決するのではなく少しの間書籍や発信を拝見して、上記のような印象を持つ方の情報を中心に学んでいくといいかもしれません。
HSPのポジティブな面にも意識を向ける
HSPは生まれ持った気質なら変えられない。ずっと生きづらいままだ。そんなふうに、悲観的になってしまう場合もあると思います。
しかし、HSPは良くも悪くも環境からの影響を受けやすい気質だといわれます。詳しくは、環境感受性という理論で解説されています。
HSPさんは自分に合った良い環境では、存分に力を発揮できる可能性があるということです。ポジティブな側面も必ずあるはずだという考えに、私も同意します。
- ひとりの時間を楽んだり苦にならず過ごすことができる
- ちょっとしたことで感動できる
- 日常生活の小さなことでも幸せを実感できる
- 他者の気持ちに共感したり、細かいことに気づける特徴が子育てに役立っている など
自分の生まれ持つ高い感受性を楽しむ方向に発揮したり、HSPでよかったと思えるような事柄に目を向けること。
人にはネガティブに注目しやすい性質があるため、HSPの生きづらさにつながるような部分に自然とフォーカスしがちです。
しかし、時には、自分の持つ気質のポジティブな側面を意識してみてもいいかもしれません。
こんな自分でもいいと、自己受容が深まるきっかけになると思います。
HSP以外の可能性も考える
自分は絶対にHSPだと思い込みすぎてしまうことは危険であると、私は考えています。
今抱える悩みや生きづらさは、本当にHSPだけに由来するものでしょうか?
もしかしたら、発達障がいや内科的精神的な疾患など、HSP以外の別の要因も関係している可能性もゼロではありません。
HSPは、比較的新しい概念です。まだ解明されていないことも多く、今後も研究が進んでいくものと思われます。
HSPのみにこだわりすぎてしまうと、何らかの治療対象の疾患等を持っていた場合、病院を受診して治療を受ける機会を失ってしまいます。
自分はHSPだからこんなにつらいんだ!と思い込みすぎると、どうしても視野が狭くなってしまいますよね。
そこで例えば、疲れやすさでいうと食事のバランスを見直す、自分の悩みに関係するHSP以外の概念や疾患はあるか調べる、など…
HSPのみではなく、様々な視点から柔軟に自分と向き合うように気をつけることを、個人的にはおすすめしたいです。
【まとめ】HSPとニュートラルに向き合おう
以上、私がHSPと向き合う上で心掛けることを失敗談と共にご紹介しました。
- まわりに配慮を求めすぎない
- 自分に合う対処法を知る
- 自分に合う情報を見極める
- HSPのポジティブな面にも意識を向ける
- HSP以外の可能性も考える
自分の中のHSP気質とニュートラルに、フラットに向き合えるように意識することを、個人的にはおすすめしていきたいと考えています。
他の記事では、HSPを知ったときの体験などをまとめています。
最後に、記事を作成するにあたり参考にさせていただいた書籍を紹介します。HSPの概要や具体的な対処法を知りたい場合に大変おすすめです。
HSP関連書籍は、Kindle Unlimitedで電子書籍を読むこともおすすめです。毎月定額で200万冊以上が読み放題。無料体験できますので、ぜひお試しください。
>> Kindle Unlimitedの詳細を見る <<
最後に、筆者のプロフィールと、活動紹介ページのブログ内リンクを掲載いたします。
◆筆者の詳しいプロフィール
◆お悩みサポートなど活動紹介
個別のご相談もお受けしております。お気軽にお問い合わせください。
最後までご覧くださりありがとうございました。
何か少しでもご参考になることがありましたら幸いです。