
こんにちは。きくえです。
ご覧いただきありがとうございます。
HSPをはじめとする繊細な方が、自分を大切に心地よく生きるための情報発信やサポートをしています。
こんなお悩みはありませんか?

敏感だし疲れやすいけど出かけたり誰かと遊ぶのは好き。
HSPかも?と思うけどなんだか違う気もする。

かくれ繊細さんってよく聞くけどなに?
最近世の中で認知度が上がってきたように感じるHSP。「自分も当てはまる気がするけどなんか違うかも…」と悩むケースもあると思います。
この記事では、HSEやHSS型HSPなどHSPの様々なタイプについて解説します。
- 外向型のHSP(HSE)について
- HSS型(刺激追求型)HSPについて
- HSPのタイプを自分に当てはめるときに気をつけること
諸説ありますが、HSPにはいくつかのタイプがあるといわれます。
2021年からHSPについて情報収集してきた当事者の私が、書籍などで学んだHSPのタイプ分けについて情報を整理します。
HSPは「疲れやすい」「敏感」「繊細」などの言葉で表現されることが多いですが、大人しく内気なタイプの方だけに当てはまるものではないようです。
対人関係において社交的や外向的といわれるタイプの方でも、HSPに当てはまる場合があります。
HSPについて詳しく知りたい場合は、こちらの記事からご覧ください。

「HSPにタイプは存在しない」と主張する専門家の方もいらっしゃいます。参考程度にご覧ください。
外向型HSP(HSE)の解説
HSPさんを大まかに分類すると、約70%が内向型、約30%が外向型といわれています。
私の場合は、内向型の特徴によく当てはまります。
心理学者ユングは、人間の性格タイプを内向型と外向型の2つに分類しました。
- 内向型→興味関心が自分の内的世界。想像力豊か。人生や生命などについて深く考える。ひとりの時間を好むなどの特徴。
- 外向型→興味関心が外の世界。新しくできたお店の情報やニュース、人と話すことが好きなどの特徴。
HSPの概念を提唱したアーロン博士によると、HSPが外向型といわれる性格になるのは、生まれ持つ気質による影響のほか、育った環境が安心できるものであった、または外向型にならざるを得ない状況にあったなど、様々な要因が考えられるそうです。
ちなみに、HSPを提唱したアーロン博士は、ユング派の心理学者です。
外向型の特徴を持つHSPのことを、「HSE」と称する場合もあります。
HSE:Highly Sensitive Extrovert
エレイン・アーロン氏と共に活動する心理学者のジャックリーン・スティックランド氏によって提唱された概念。
HSEは敏感さを持ちながらも、興味や関心、エネルギーの方向が基本的に外の世界に向いているような状態。
人と話したり出かけたりすることで、元気になれるHSPというとわかりやすいかもしれません。
HSEについては、次に紹介する「HSS型HSP」とよく似て混同する部分があります。厳密には違いますが。
そのため、専門家の方や書籍によっては、「HSE」をひとつの分類として取り上げる場合と、そこまで扱わずに参考程度にする場合がある印象です。
HSS型HSP(刺激追求型HSP)の解説
まず、HSPのような、人が生まれ持つの気質のひとつに「HSS」という概念があります。
HSS:High Sensation Seeking 刺激追求気質 刺激を追い求める人
心理学者のマービン・ズッカーマンが提唱
HSSの方は、刺激を求めとても好奇心旺盛な傾向があるといわれます。ごく簡単にいうとHSPとは正反対の気質です。
HSPさんの中に、このHSSの気質もあわせ持つ方が一定数存在するといわれ、「HSS型HSP(刺激追求型HSP)」と呼ばれています。
HSPもHSSも、どちらの気質もあわせ持つ人、ということです。
近年、日本では『「繊細さん」の本』がヒットした影響もあり、HSS型HSPさんのことを「かくれ繊細さん」と称することがあります。かくれ繊細さんのための書籍も出版されています。
スリルのあることや新しいチャレンジなど刺激的な体験をを好む一方で、敏感で疲れやすい一面もあわせ持つ状態。「ブレーキとアクセルを同時に踏んでいる」などとよく表現されています。
社交的であることなど、上記の「外向型HSP(HSE)」とよく似た特徴があります。両者の違いを表すならば、刺激を求めるか求めないかではないかと私は考えています。
HSPの中でも外の世界に関心が向きやすく、その中でも特に刺激を求めるのがHSS型HSP。
また、中にはHSS型HSPで内向型の特徴も自覚するという方もいらっしゃいます。このあたりは分類が難しいというか、私もまだ詳しく言語化できず、一概にはいえなそうです。
SNSでHSP当事者としてライブ配信をするなど、積極的な発信活動に取り組む方は、HSS型HSPを自覚する方が多いイメージが個人的にはあります。
刺激的な体験が好きな一方で敏感さをあわせ持つため、行動せずにはいられないが疲労感にさいなまれるなど、自分の中の矛盾に戸惑う場合も多いようです。
興味関心が頻繁に移り変わるという体験談もよくお聞きします。
自分の二面性に悩まされる場合が多い印象ですが、正しく自分を理解しケアすることで暮らしやすくなるでしょう。
HSPのタイプは参考程度に
HSPにはタイプ分けは存在しないという意見もあるため、あくまでも参考程度に知ることをおすすめします。
また、HSPさんは物事を深く処理する方が多いです。そのため、自分がどのタイプかにとらわれてしまいがちだと感じます。
私もHSPを知った頃に自分がどのタイプなのか考えすぎて、訳が分からなくなってしまったことがありました…。

たぶん自分は内向型のHSPだと思うけど、たまに人と話すのが楽しい時があるから外向型?それともHSS型?なんだかよくわからない…
人の状態はその時々の状況や体調、年齢などによって変わるものです。あまり深く考えすぎず、HSPのタイプは自己理解の参考程度にするくらいがちょうどいいのかもしれません。

私はおそらく内向型HSPの傾向が強いから基本的にはその対処法を参考に、少し違うと思ったら他のタイプのHSPの情報も見てみよう!
自分のおおまかなタイプを把握し、様々なタイプについての知識や対処法を知っておくことが個人的にはおすすめ。そのときの状態に合わせて、いろんな対策を実践すると効果的だと思います。
自分に当てはまらないと感じる気質についても知識を増やすことで、他者理解にもつながります。
タイプ分けに限らず、HSPについても「自分はHSPだ」と思い込み過ぎることは危険だと感じます。
自分を理解して、自分らしく生きるためのきっかけとしてHSPを捉えるように心掛けたいですね。
【まとめ】様々なタイプを相互理解のヒントに

以上、HSPの様々なタイプについて紹介しました。
- HSP
- 外向型HSP(HSE)
- HSS型HSP(刺激追求型HSP)
- HSPにタイプはないと主張する説もある
- 外向型HSP(HSE)とHSS型HSPは類似する部分があるため、それぞれひとつのタイプとしてどちらも取り上げる方、どちらか一方のみ取り上げる方、専門家によって扱い方が異なる印象
- 「自分はこのタイプだ」と考えすぎず、参考程度にいろいろなタイプについて知ることがおすすめ
HSP、HSE、HSSについては関連書籍や検索でヒットするようなウェブサイトで、それぞれの診断チェックリストが記載されています。そちらからヒントを得ることもおすすめです。
記事を作成するにあたり、参考にさせていただいた書籍を紹介します。
著者の方がHSS型HSPを公言するものや、それぞれのタイプについて詳しい解説のある書籍です。HSP全般を知りたい方にもおすすめです。
HSP関連書籍は、Kindle Unlimitedで電子書籍を読むこともおすすめです。毎月定額で200万冊以上が読み放題。無料体験できますので、ぜひお試しください。
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最後に、筆者のプロフィールと活動のご案内です。HSPの関するご相談も受け付けています。
▼詳しい自己紹介
▼オンライン相談など活動一覧

最後までご覧いただきありがとうございました。
何か少しでもご参考になることがありましたら幸いです。