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妊娠と同時に卵巣腫瘍が発覚【体験談その1】合併した状態で出産

卵巣腫瘍 記事タイトル画像 健康
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きの
きの

こんにちは。きのです。

ご覧くださりありがとうございます。

「卵巣腫瘍(らんそうしゅよう)」という疾患をご存知ですか?

文字通り、婦人科系の臓器である卵巣に腫瘍ができる疾患です。

私は第2子妊娠時に妊娠と同時に卵巣腫瘍が発見され、経過観察しながら卵巣腫瘍を合併した状態で出産するという体験をしました。2016~2017年の出来事です。

本記事の内容
  • 卵巣腫瘍の簡単な説明
  • 卵巣腫瘍が発覚したときの経緯
  • 妊娠中のMRI検査の様子
  • 卵巣腫瘍を合併した状態での出産までの様子

この記事を読むと、卵巣腫瘍を合併した出産の一例がわかります。

妊娠中の摘出手術も検討されましたが、腫瘍の大きさなどの関係で、私の場合は腫瘍を合併した状態で無事に出産しました。

きの
きの

体験談を詳しくご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

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卵巣腫瘍とは?

はじめに、卵巣腫瘍についての簡単な説明です。

日本産科婦人科学会のホームページでは、次のように記載されています。

卵巣は子宮の左右に一つずつあり、通常では2~3cmぐらいの大きさです。ここに発生した腫瘍が卵巣腫瘍であり、大きいものでは30cmを超えることもあります。卵巣腫瘍には様々な種類がありますが、その発生起源から表層上皮性・間質性腫瘍、性索間質性腫瘍、胚細胞腫瘍などに大別され、それぞれに、良性腫瘍、境界悪性腫瘍、悪性腫瘍があります。

卵巣腫瘍|公益社団法人 日本産科婦人科学会 ホームページ

卵巣腫瘍といっても、様々な種類があるようです。私の場合はどのような状態だったか、詳しくご紹介していきます。

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妊娠と同時に腫瘍が発覚

私は、2014年に第1子を出産しました。

1人目の乳児期の育児がやや落ち着いた、2016年当時、第2子妊娠を検討していました。

妊娠検査薬で陽性反応が出たため、地域の産婦人科をまず受診。1人目を出産した総合病院の産科への紹介状を書いていただきました。

大きい総合病院のほうが安心だろうという理由で、1人目と同じように産院を選びました。

地域の産婦人科では簡単な検査だけだったためか、腫瘍のことは何も指摘されず…。いざ、総合病院の産科を受診したときです。

ご懐妊おめでとうございます。

でも、右の卵巣が腫れていますね…

きの
きの

卵巣が腫れている…?

出産はどうなるの?

医師からの思いがけない言葉に、私の頭は真っ白。自覚症状は特にありませんでした。

2014年に第1子を出産してから約2年、婦人科検診を受診していない状態だったことも事実。

第2子を妊娠する前に婦人科で検診を受けていたら、こんなことにはならなかったかもしれません。

定期的に検査を受ける重要性を実感しました。

摘出手術の時期を検討

担当医師からは、以下のような説明をされました。

  • 妊娠はおそらく継続できる
  • 腫瘍の大きさが直径7cm以上の場合は、安定期に摘出手術
  • 腫瘍の大きさがそれ以下の場合は、経過観察し出産後早めに摘出手術
  • 手術方法はいつ行うかに関わらず、腹腔鏡手術

卵巣腫瘍には様々な種類がありますが、どういった腫瘍なのか、良性か悪性か、摘出して病理検査をしてみないと詳しくはわからないとのことでした。

まずは、腫瘍の大きさをエコーより正確に知るために、MRI検査を受けることになりました。

妊娠中にMRI検査を実施

妊娠4か月の頃にMRI検査を受けました。

妊娠中にMRIを受けても大丈夫なのか? とても心配でしたが、問題ないという担当医師の言葉を信じて検査を受けることに。

結果的に私の場合は、妊娠中にMRI検査を受けても特に問題ありませんでした。無事に子どもが生まれて、今も元気に成長しています。

腹部のMRI検査を行う際には、通常お腹に重しのようなものをのせるそうですが、妊娠中であることをご配慮いただきのせずに検査を行いました。

MRI検査の結果、産後に手術することに

MRI検査の結果、腫瘍の大きさは直径5.5cmほどでした。

そこまで大きくなく、妊娠中の手術はやはりそれなりにリスクがあるという医師の判断で、妊婦健診のたびに腫瘍の様子も経過観察し、出産後に摘出手術を受けることになりました。

ただ、腫瘍が大きくなり、卵巣が破裂したり卵管がねじれる可能性も考えられるため、「腹痛がしたらすぐ連絡してください」と念を押されました。

それからは、普段通り過ごしながら、無事に出産できるように祈る日々が続きました。

妊娠後期になりお腹の赤ちゃんが大きくなってくると、エコーに卵巣が映らなくなりました。卵巣の詳しい様子がわからないため、本当に祈るしかありません。

また、出産が帝王切開になる可能性についても質問しました。

病院の方針としては、特に問題なく出産できる状態の方に対しては、基本的に帝王切開を行わないとのことでした。

そのため、卵巣がねじれるなど緊急の状態にならない限りは、出産後になるべく早く腹腔鏡手術をするという結論に至りました。

無事正産期に出産

妊婦健診では、卵巣の腫瘍が大きくなっている様子は確認されず、無事に正産期(妊娠37週以降)まで過ごすことができました。

出産は予定日の3日前(妊娠39週4日)でした。母子手帳の記録によると、陣痛5時間の自然分娩で特に大きなトラブルはなし。母子ともに出産から退院まで、問題なく過ごすことができました

退院時に医師からは、卵巣腫瘍の治療について、産後の健診で詳しく相談しましょうというお話がありました。

産後1か月健診で手術時期を決定

出産後1か月経つ頃に、母子ともにそれぞれ健診があります。

退院後から1か月健診までの間に家族と相談して、出産後半年くらいを目安に摘出手術を受けようという話になりました。

その旨を健診時に担当医師に伝えて日程を調整していただき、出産後半年頃に手術日を予約しました。

【まとめ】腫瘍を合併した出産の体験談

キンモクセイ

以上、妊娠出産と卵巣腫瘍について、腫瘍を合併した状態での出産体験談をご紹介しました。

まとめ
  • 妊娠と同時に卵巣腫瘍が発見された
  • MRI検査の結果、腫瘍の大きさから出産後に摘出することになった
  • 腫瘍を合併したまま、母子ともに問題なく出産した
  • 産後1か月健診で相談した結果、産後半年を目安に手術することが決まった

私の場合は、このような経過をたどりました。

妊娠と同時に卵巣腫瘍が見つかったときは、本当に驚きました。妊娠中に経過観察をしていただきながら、無事に出産することができました。

このとき生まれた次女は、お腹に来ることで病気を知らせてくれて、今も毎日元気に過ごしています。大切な家族であり、大げさかもしれませんが、命の恩人だと思っています。

手術その後の様子については、こちらの記事にまとめています。よろしければあわせてご覧ください。

最後に、筆者のプロフィールと、活動紹介ページのブログ内リンクを掲載いたします。

◆筆者の詳しいプロフィール

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きの
きの

最後までご覧くださりありがとうございました。

何か少しでもご参考になることがありましたら幸いです。

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