こんにちは。きのです。
ご覧いただきありがとうございます。
この記事では、私が実際に受けたセッションについてお伝えします。筆者のプロフィールはこちらをご覧ください。
こんなお悩みはありませんか?
- 悩みや生きづらさと自分ひとりで向き合うのがつらい
- 信頼できる専門家の方に話を聴いてほしい
- HSPを知っただけではあまり悩みが解決しない
- 生き方や考え方を根本から変えるきっかけがほしい
- セッションやセラピーを受けてみたいけど実際どんな感じか気になる など
セッションを受けるってどんな感じ?
ひとりで自分と向き合うのに限界を感じる。これまでの自分から変わりたい。誰かに話を聴いてもらいたい。
でも、いったいどこでどんな人に相談すればいいの?
そんな疑問を感じるときにおすすめしたい方法のひとつが、オンラインセッションを受けるという選択肢です。
この記事では、私が受けたHSP×AC向けナラティブケアセッションの体験談をご紹介します。
- 3部構成のセッションのうち第2部の詳しい体験談
- 実際のセッションの内容や感想
この記事を読むと、HSPさんやACさん向けのオンラインセッションの一例がわかります。
3部構成となるセッションの第2部「ちいさなわたしに 寄り添う 編」について詳しく感想などをお伝えします。
セッションの前提となるHSPやACについて詳しく知りたい場合は、こちらの記事からご覧ください。
具体的にご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
第2部 ちいさなわたしに寄り添う編
セッション全体の中から、ちいさなわたしに寄り添うという内容についてご紹介します。
セッション全体の簡単な概要
こちらのセッションは、HSPやACを自覚する方向けの、ナラティブケアセッションというものです。
幼少期から自分の人生をひとつの物語として語り直していくことで、本当の意味で過去の自分を癒しながら、悩みの根本に近づくことが期待できるセッションです。
今回私がセッションをお願いしたのは、心理士の市村篤史(いちむらあつし)さん。
セッションの詳しい概要や心理士さんのご紹介などは、こちらの記事でご紹介しています。
セッションの新規ご予約の受付はお休みしているとのことです。ご了承ください。
セッションは、3つのワークで構成されています。
この記事では、第2部「ちいさなわたしに 寄り添う 編」についてご紹介します。
前回、第1部のセッションの様子はこちらをご覧ください。
事前にワークシート記入
前回のライフストーリーチャートのセッション同様、第2部のセッションも事前にワークシートを記入、提出しました。
実際のワークシートの画像がこちらです。
子ども時代を振り返りながら、また、自分の気持ちに寄り添いながら、ワークシートを埋めていきます。
ワークシート④の、子どもの自分への手紙は、セッション第3部で使用します。イメージワークで子どもの自分を迎えに行く際に、実際に読んで言葉をかけてあげます。
第2部のセッションで子どもの頃の自分の具体的な体験や感情に寄り添った上で、第3部のセッションでイメージの中でその自分を癒す流れです。
私の場合は、これまでのセッションに基づいて、「母親が亡くなった高校生の私」と、「頑張って生きていた7歳頃の私」の、2人の自分を癒すことにしました。
そのため、ワークシートも2パターン記入。90分間のセッションを3回ほどかけて、第2部のセッションをしていただきました。
エピソードごとに詳しく振り返る
実際のセッションでは、ワークシートに記入したエピソード順に、それぞれの内容について心理士さんと詳しくお話しました。
ワークシートの内容に基づいて私が話すことを、「○○ということだったんですね」など、心理士さんがそのまま受け止めてくださり、安心感につながりました。
その上で、私が抱える感情について、具体的なフィードバックをくださいます。
例えば、自分の悩みや感情とACの特徴の関連性や、自分の握りしめる思い込みなど、ワークシートに書いたことや話した内容を、心理士さんがより具体的な言葉で言語化していただいているように感じました。
そのような対話を重ねることで、自分の中の生きづらさやモヤモヤが徐々にクリアになっていきました。
自分ひとりで過去の気持ちに寄り添ってみようとしても、具体的にどんな状況の気持ちに、どんな方法で寄り添えばいいかわからない場合が多いのではないかと思います。
そんなときに、ワークシートを使用して重要なトピックごとに、的確なフィードバックをいただきながら過去を振り返るこのセッションは、とても効果的であると感じました。
そして、第1部のセッションで自分の人生全体を丁寧に振り返り語り直したからこそ、より詳しく過去の自分の気持ちに寄り添えるという実感も大きかったです。
セッションの感想
自分の思い込みを客観視できた
ワークシートの①で、子どもの頃の家庭内のルールと自分の思い込みを書き出すことで、本当は必要のない思い込みを客観視することができました。
例えば私の場合でいうと、「子どもは勉強を頑張り、いい子でいること」という家庭のルールがあり、「勉強ができるいい子でいなければ存在してはいけない」という思い込みがあることが、セッションを通じて改めて浮き彫りに。
ひとつだけではなく、その他にもいろんな思い込みを具体的に自覚することができました。
自分の握りしめる思い込みや、その元となった家庭内ルールや体験がわかると、「今はもう必要ないよね」と少しずつその考えを手放しゆるめるきっかけになります。
本当の自分の気持ちを実感できた
両親や、親戚や先生に、本当にしてほしかったこと、ほしかった言葉は何なのだろう?
反対に、本当はしてほしくなかったことや嫌だった言葉は?
ワークシートに沿って詳しく考えをめぐらせて、セッションで深く対話することによって、子どもの頃の本当の自分の気持ちに実感として気づくことができました。
当時は叶えられなかったことですが、「そうだったんだね」と大人になった自分自身がその気持ちに寄り添うことで、過去に置き去りにした感情が癒されて、気持ちが少しすっきりする感覚を感じました。
悩みの根本に近づくことができた
過去の感情や出来事と向き合ううちに、今の悩みの根本といえるような部分に近づく瞬間がありました。
例えば、私は「人と話すのが怖い」「どう話したらいいかわからない」と長年悩み、自分のコミュニケーション能力のなさに落胆していました。
その根本が、子どもの頃の体験にある可能性がわかったのです。
私は、家でも学校でも「いい子でいないと価値がない」と思い込み、また、「介護や家事で忙しい母を悲しませたくない」「父や祖母に本音を言って怒らせたくない」という気持ちも抱えていました。
そのため、子どもの頃から身近な家族にさえ、本音を話して認められたという経験がないに等しかったのです。
また、塾や習い事で忙しい日々を送っていたこともあり、同年代の子ども同士で遊ぶ経験が不足していたとも考えられます。
このように、今ある悩みと過去が点と点でつながるような場面がセッション中に何度もあり、生きづらさがどんどん紐解かれていきました。
生きづらさの核の部分に触れることができた
セッションでの心理士さんのお話では、自分の生きづらさの核となる部分に触れたり、触れそうになる瞬間は、心がざわざわしたり、言葉が詰まったり、涙が出たりするとのことでした。
生きづらさの核とは、例えば、「ずっと抑え込んでいた、なかったことにしていた本当の気持ち」のようなものです。
子どもの頃の自分が本当はほしかったこと、嫌だったこと。当時の感情を思い出しながらお話するうちに、私も何度か泣きそうになる場面がありました。
そんなときは、きっと今話しているこの部分に、自分の生きづらさの核となる体験があるんだと自覚することで、人生を大きく紐解くきっかけにできると感じました。
自分が特に癒しを必要とする部分に、自分の反応を手掛かりに気づくことができました。
【まとめ】本当の意味で自分に寄り添える
以上、HSPさんACさん向けナラティブケアセッションから、第2部「ちいさなわたしに 寄り添う 編」についてご紹介しました。
- 前回のセッションで人生を丁寧に語り直したからこそ、より詳細に過去の自分に寄り添うことができる
- 自分の思い込みを客観視できる
- 自分の本当の想いに気づくことができる
- 悩みの根本に近づくことが期待できる
- 生きづらさの核の部分に触れられる場合がある
次回、第3部のセッションについては、こちらの記事でご紹介しています。よろしければあわせてご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
何か少しでもご参考になりましたら幸いです。