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HSP関連知識

内向型ってどんな人?HSPの7割が内向型?概要や関連を解説

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きの
きの

こんにちは。きのです。

ご覧いただきありがとうございます。

この記事は、内向型について解説する内容です。

こんなお悩みはありませんか?

  • 明るく元気に振る舞うのがつらい
  • 自分は陰キャやコミュ障だと思い自信がない
  • ひとりでいるほうがラクな自分はおかしい? など
読者さま
読者さま

陰キャな自分に自信が持てない…

こんなお悩みは「内向型」という概念を知ることで解決に近づく可能性があります。

この記事では、内向型について私が学んだ内容をアウトプットします。

本記事の内容
  • 内向型についての簡単な解説
  • 内向型とHSPの関連性
  • 内向型の私の体験談

この記事を読むと、内向型について当事者目線の体験談を交えて知ることができます。

内向型はシンプルにいうと、人見知りや静かな人と一般的に思われがちな方の性格特性をフラットに表したものです。

きの
きの

わかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

内向型とは?

きの
きの

内向型について解説します。

内向型は心理学者による性格分類

内向型は、心理学者による性格分類のひとつです。

心理学者ユングは、1921年に発表した著書『心理学的タイプ(Psychological Types)』において、内向型と外向型を提唱しました。

心理的なエネルギーの方向の違いによって、人の特性を2つのタイプにわけたものです。

簡単にいうと、両者には次のような違いがあります。

  • 内向型:心理的エネルギーが自分の内側に向かう。外界より自分の内面や思考、感情に意識を向ける傾向がある。
  • 外向型:心理的エネルギーが自分の外側に向かう。自分自身より他者や外部の出来事に意識を向ける傾向がある。

心のエネルギーを使う、意識を向けやすい方向が人によって異なると、ユングは発見し述べました。現在も引き継がれて、多くの影響をもたらしています。

内向型の割合は諸説あり、3~4人に1人、また実は2人に1人という説など様々ですが、だいたいそのくらいと考えておけばよさそうです。

内向型の特徴

少し簡単にご紹介した内向型の特徴を、さらに具体的に掘り下げてみましょう。

内向型は、自分の内面に意識を向けやすいと説明しました。さらにわかりやすく考えると、例えば次のような特徴が挙げられます。

  • ひとりの時間でリラックスしやすい
  • 物事をじっくり考える
  • 静かな環境を好む
  • 自分のペースを大切にする
  • 集中力が持続しやすい
  • クリエイティブな活動に没頭しやすい など

どちらかというと静かな人、という印象を持たれやすいのが内向型の特徴です。

しかし、社会や学校教育では、外向型のような性格タイプが評価される風潮が未だにあると感じます。

みんないっしょに。誰とでも仲良く。明るく元気よく活発に。そんな人が社会で求められ、優秀で、成功する人物像である。世の中にはそんな考えが当たり前に広まっています。

だからこそ、実は2人に1人程度の割合である内向型が、そのように振る舞うことを良しとされないがために、調査によっては3~4人に1人という割合にとどまる可能性が考えられます。

また、その風潮は日本に限らず、欧米諸国などでも共通のようです。内向型は日本でも生きづらさを感じるのに、欧米のようなオープンな文化ではなおさらお辛いでしょう。

内向型の強み

外向型の方が評価されやすい世の中でしたが、昨今では世界的に内向型も再評価されつつあります。

後ほど参考書籍としてご紹介する『内向型人間の時代』など、内向型という特徴をポジティブに捉え直そうというテーマの書籍などが次々と世に出されるようになりました。

陰キャでも大丈夫。そのままのあなたで大丈夫。内向型にも強みは絶対にある。SNSやYouTubeでも、そんな趣旨の発信が多くあります。

改めて、内向型の強みとはどんなものがあるのでしょうか?

細かくは人それぞれではありますが、例えば次のような傾向があります。

  • 洞察力がある
  • 観察力がある
  • 集中力が高い
  • 慎重に行動する
  • 計画的である
  • 人の話を聴くことができる
  • 冷静で落ち着いている
  • 信頼関係を築きやすい など

消極的や人見知りのようなイメージを自他ともに抱きやすい内向的な性格ですが、強みとして捉え直すと素晴らしい才能を持っていると思えるのではないでしょうか?

あなたがもし「自分は内向型かも?」「陰キャな自分には何もない」と思っているようでしたら、ぜひ一度ご自身の特徴をポジティブな視点から見直してみてくださいね。

内向型とHSPの関連

きの
きの

内向型とHSPの関連性について解説します。

内向型とHSPは似ている部分があり、混同される場合があります。

私自身、内向型とHSPどちらも自覚しており、自分の特徴をまとめて称すると「内向型HSP」と説明できます。

しかし、内向型であってもHSPではない場合、また、外向型のHSPなど、内向型とHSPはイコールではありません

両者について学んだ知識を、ここで整理したいと思います。

内向型とHSPの共通点

後ほどご紹介する参考書籍、『内向型人間の時代』の中では、HSPを提唱したアーロン博士のエピソードも登場します。そのくらい、内向型とHSPは深い関連があると考えられます。

アーロン博士の研究では、HSPのおよそ7割が内向型であるという結果が出ているそうです。

それから、内向型もHSPも、脳の特定の部分が活性化しやすいという共通点があるようです。例えば、偏桃体といった、感情反応を司るような部位です。

HSPの特徴は「DOES」と称されます。「深い処理(D)」、「刺激に敏感(O)」、「共感性の高さ(E)」、「些細なことに気づく(S)」の4つです。

この4つに着目すると、内向型とHSPの共通点は特にDとO、「情報処理が深いこと」「刺激に敏感であること」であると私は解釈しています。

どちらも、受け取った情報を神経が深く処理したり、刺激に対して敏感に反応するような特徴を脳が持っているといえます。

内向型とHSPの相違点

では、内向型とHSPの相違点は何なのでしょうか?

私は、HSPのDOESの中で共通点として挙げなかった、EとS、「共感性や感情反応が高いこと」「細かい些細なことに気づきやすい」という部分だと考えました。

すべての内向型の方が、感情が揺さぶられやすかったり、些細なことに気づきやすいとは限らないのではないでしょうか。

些細なことには、脳が刺激に敏感なのでもしかしたら気がつきやすい場合もあるかもしれませんが、特に感情反応については、内向型だからといって揺さぶられたり、気持ちが引っ張られたりということはそこまでないように感じました。

つまり、深く考えたり疲れやすかったりひとりが好きだあるといった特徴はあるが、感情面でそこまで影響はないというような場合は、HSPの特徴には当てはまらず、ただ内向型であるという結論になるでしょう。

内向型の私の体験談

きの
きの

内向型を自覚する私の体験談をお伝えします。

子どもの頃から引っ込み思案

「内向型=内気」というイメージが蔓延しすぎるのは好ましくありませんが、まさに私も子どもの頃から「内気」という言葉がぴったりな性格をしていました。

幼稚園や小学校の頃は、親や先生に「内気すぎる」とよく心配されていました。

引っ込み思案で、自分から人に話しかけたり、手を挙げて発言するようなタイプではありませんでした。その性格は今も変わっていないと思います。

ひとりで考え事や空想をしたり、静かに本を読んだり、まわりの状況を見渡しているのが好きでした。

集団の場はあまり得意ではない

たくさんの人が集まるような場はあまり得意ではありません。

例えば、飲み会や親戚の集まり、町内や子どもの保護者の方との集まりのような場所です。

何をどんなふうに、どんな話し方で話せばよいかわからず、話がうまく続けられなかったり、ひとりでぽつんとなりがちです。

内向型やHSPという概念を知って自己理解を進めてからは、「他の人もみんなきっと頑張っているんだな」「これが私だから仕方ないか」と無理をして頑張りすぎないようになっていきました。

1対1で話すのが得意

大勢の場所や、3人以上の会話では話に入れないことも多いですが、1対1、マンツーマンでじっくり話すことは好きです。そのほうが話しやすいと感じます。

相手の方の話を考えながら聴いて、答えたり気になったことを質問してみる。そんなスタイルで話すのが私は得意なのだと思うようになりました。

Zoomのようなオンラインでも、少人数のグループも安心しますが、マンツーマンでじっくりとお話するほうがより自分に向いていると感じます。

考えてから話したい

会話の中でぽんぽんとスピーディーにやり取りを進めていくのが、どちらかというと苦手です。なかなか咄嗟に言葉が出ません。それよりも、考えてから話すほうが得意です。

そのため、会話よりテキストコミュニケーションのほうが好きです。

メールのようなテキストのやり取りなら、じっくり考えて内容を書き出して修正して、納得した上で相手の方に送ることができます。

自分の中で一度考えを整理してまとめてから、外に出したいという思いがあります。

外より内に意識が向きやすい

仕事や社会的な活動などの「外」よりも、自分自身やプライベートな生活など「内」に意識が向きやすいです。

自己理解を深めようとしたり、本を読んだりこうしてブログを書いたり、家族のことや生活を重視したり、そういった傾向があります。

ひとりで静かにブログなど文章を書いている時間がいちばん幸せに感じます。

ひとりの時間で疲れを癒す

外向型は人と集まって食事やパーティーをしたり、誰かと会ったり出かけたりすることで元気を取り戻しやすいそうです。

一方で、内向型はひとりで休憩する時間が必須なタイプだといわれています。たかぶった脳を休める必要があるのかもしれません。

私も1日の中でほんの少しでもひとりの時間を過ごして、自分の内面や体調を整えるようにしています。

参考書籍

きの
きの

本記事を作成するにあたっての参考書籍をご紹介します。

この記事は、主にこちらの書籍を参考に作成させていただきました。

『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』

2012年にアメリカで出版された書籍です。

著者の体験や研究をもとに、内向型を再評価する内容となっています。

東洋以上に外向型が評価される社会であるアメリカで、著者の苦悩や取材、研究を重ねてきた内容から、内向型の概念を知り、自分を知り、自分らしい生き方へ向かうヒントがたくさん得られます。

内向型という性格特性を知りたい際に、導入として大変おすすめの一冊です。

その他、内向型をテーマにしたおすすめ本は、こちらの記事でご紹介しています。

【まとめ】内向型をさらなる自己理解のヒントに

夜に咲く花

以上、内向型についてお伝えしました。

まとめ
  • 性格タイプのひとつ
  • エネルギーがが外より内に向きやすい
  • 強みとして活かすこともできる
  • HSPと共通点や相違点がある

人見知りやコミュ障、陰キャのようなキーワードでお悩みの場合、内向型という概念を理解することが、自分を正しく知り生きやすくなるきっかけになる可能性が大いにあります。

ぜひ、さらなる自己理解のヒントに、内向型を活かしてください。

これからの社会が、内向型の方にとってよりありのままに活躍しやすいものとなるよう、願っています。

最後に、筆者のプロフィールと活動内容のご案内を掲載いたします。

▼詳しいプロフィール

▼提供コンテンツなど活動一覧

きの
きの

最後までご覧いただきありがとうございました。

何か少しでもご参考になりましたら幸いです。

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